動物医療を守るべく、日夜救急外来の拡充につとめている横須賀市の「つだ動物病院」ですが、横須賀市以外の地域を見てもわかるように、動物医療に24時間体制で対応している病院は実は少数派です。
むしろ、動物病院としては救急医療をやめて一般診療に一本化したほうが人件費を大幅に節約でき、長期的なスパンでは安定した利益を確保することができます。
けれど「つだ動物病院」はその道を選ばず、あえて両立させるというけわしい方法をとりました。
専門スタッフを夜間や休日も常駐させなくてはならない救急外来の質を落とすことなく維持しつづけるのは並大抵のことではありません。
それでも、緊急外来にこだわりつづけるのは、その根底に「病気やけがに休みなし」というポリシーがあるからです。
医師たちが休んでいる間も、苦しんでいるペットはいます。
そのペットたちを救いたいと純粋に思っているからこそ、はこれからも24時間診療にこだわりつづけるのです。